【GW その1】いざ熊本へ

事の発端は1月4日の東京ドームに遡る。

新日本プロレスの年間最大の興行、所謂「イッテンヨン」と呼ばれる大会を観に行った時の出来事。大抵休憩中に今年の大まかなスケジュールを発表する。今年は大阪城ホールでの大会や、両国国技館3連戦など、今の新日本プロレスの勢いを感じさせる怒涛の内容。そんな中で全く予想していなかった大会が発表される。

4月29日、熊本で初のビッグマッチ(普段より大きめの大会でタイトルマッチが組まれる)開催。

まさか地元でプロレスを観戦出来るなんて夢にも思ってなかったし、この時の驚きと嬉しさを超えるものはこれから先の人生でもあまり体験出来ないと思う。更にこれは後々知ることになるのですが、この大会のメインイベントは僕がプロレスにハマるきっかけになった真壁刀義選手のタイトルマッチ。開催日はGW直前の休日。上司に無理を言って有給を奪取し、熊本行きの航空券と熊本大会のチケット、更にその数日後に行われる福岡大会のチケットも勢いで購入。

そして4月29日早朝。仕事で疲れた身体をひきずって羽田空港へ。

こうして人生最高のプロレスを観ることになるGWは幕を開けたのでした。