レヴェナント

観ました、レヴェナント。

んなアホな、と思ったけどどうやら実話らしい。マジかよ。

 

仲間たちと一緒に毛皮を売って生きるディカプリオはある日、

山のように巨大なグリズリーに襲われズタズタのボコボコに。

(映画史に残る格闘シーンだと思う。どうやって撮影したんだろう・・・)

 

その後、トム・ハーディに裏切られ、目の前で息子を殺され、

さらに自身は身動きの取れないまま生き埋めに。

 

そこから謎の超回復を遂げ復讐の塊と化したディカプリオは

這い、凍え、喰らい、這い、流され、

凍え、喰らい、滑落し、凍え、喰らいながら執拗にトム・ハーディを追う。

 

「さ、寒い!」とか「し、死ぬ!」みたいな描写の全てが圧倒的に容赦無い。

山は山、森は森、雪は雪、人は人、死は死って感じで素材をそのまま、

余すところ無くギチギチに使い切って描く感じ。

 

バードマンで度肝を抜いたワンカットの手法は

この作品でもふんだんに、効果的に使用されてました。

 

草や苔、謎の肉や臓物を喰らい、ひたすら涎を垂らし、

さらには裸で馬の腹の中に突っ込んだディカプリオも

あれを演技と呼ぶのかもう分かりませんが、

そりゃあ主演男優賞獲りますよ。

 

凄まじい映画でした。是非IMAXで。