観た映画メモ『イップ・マン外伝 マスターZ』

 
「天は二物を与えず」なんて言葉がありますが、マックス・チャンを前にしてはどうしても霞んでしまう。
哀愁漂う甘いルックスとキレッキレの体術の二刀流。まさに現代の超人。

詠春拳を活かしたアクションは前作『イップ・マン3』でひとつの高みに到達した。
と、思ってたがまたまた超えてきたー!素晴らしい!!

シンメトリーな美しい構図と、詠春拳vsムエタイというドリームマッチだったトニー・ジャー戦は
まるで『マトリックス:リローデッド』のネオ vs セラフ戦を彷彿とさせるし、
ミシェル・ヨーとの『グリーン・デスティニー』ばりのウェポンランブルも良かった!
姐さん、まだまだ全然動けるじゃないですか!

極め付けは元WWEスーパースター、バティスタとの一騎打ち。
前作のマイク・タイソンが魅せた衝撃と比べるとネームバリュー含めやっぱ劣っちゃうかな〜と正直不安視してた。
だけどそんな思いはWWE時代のフィニッシャー、バティスタ・ボムが一撃で粉砕してくれました。優勝です。
(それに対する返し技も素晴らしい。レイ・ミステリオかよw)

バティスタ戦の終盤、チョン・ティンチが一度捨てた詠春拳を取り戻しながら闘うシーンで、
少しずつドニー・イェン=イップ・マンのムーブを挟んでくるところも泣ける〜〜〜〜!!!

鑑賞後は木人椿を叩きたくなる事間違いなし、最高オブ最高なアクション映画でした。