Bitter, Sweet & Beautiful

宇多丸曰く「四半世紀経っても未だに全盛期」な人たちのニューアルバム。とにかく重い。内容が重い。ひと通り聴いた後にもう一回再生ボタンを押すのを躊躇ってしまう。それくらい心に刺さってくる音楽がたっぷり詰まったアルバムになっている。

RHYMESTERの表現の方向性が変わり始めたのは武道館でのライブを終えてからONCE AGAINで復活した頃からだろうか。少しずつ「人生とは何ぞや」的なテーマに触れ始めたと思う。

そこで産まれたテーマは「マニフェスト」「POP LIFE」「ダーティーサイエンス」と時を経ながら熟成に熟成を重ね、今回のアルバムで1つの終着点に辿り着いた。

昔々、Mummy-DILL-BOSSTINOのことを「Mr.アブストラクト」と揶揄した時期があった。あれから時は経ち、それぞれ異なるベクトルで走っていた2つのグループはここ最近割と同じテーマでラップしていて面白いなと個人的に思ってます。

あとはもう本人達の解説を見ろ!そして日本語ラップの進化形を目撃しろ!

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