LAY YOUR HANDS ON ME

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10年前。17歳。高校2年生。

初めての出会いはKick It OutとPillだった。

電気グルーヴを通じてテクノの沼に足を踏み入れ始めた頃。

 

その曲達はそれまで聴いていたどれとも圧倒的に違った。

ロックなのに踊れる。超衝撃的だった。

(もっと前からヤバかったのだとは思いますが)

 

ライブを観たのはそこからさらに数年後。

まさか女性のドラマーだったとは。

打ち鳴らされるドラムと、ギターの轟音。

めちゃくちゃカッコ良かった。

感激してただただ泣けた。

 

あれから10年。

 

ここ最近、好きな有名人がどんどん死んでいく。

ありがちな言い方だけど、歳を取っていく事を実感してます。

会っておけば、見ておけば、聴いておけば、話しておけば。

そんな後悔も少しずつですが増えてます。

 

いつか自分も死ぬし、親も、兄弟も、奥さんも、

友達も、親友も、元カノも、会社の上司も、

大好きな電気グルーヴの2人も死ぬ。

 

会った方がいいし、見た方がいいし、

聴いた方がいいし、話した方がいい。

当たり前の事ですがそんな事を考えちゃいました。

 

Twitterとお酒を控えてみた話

ここ1ヶ月ほど、依存症トップ2だったTwitterとお酒を控えてました。

きっかけとしては「なんかそんな気分だった」ってだけなのですが。

あと仕事が徹夜続きでお酒を飲んでる余裕が無かったのも理由の1つかも。

それによって、まぁ色々と変化があったので一応書き残しておきます。

 

昔は記憶が吹き飛ぶまで毎日飲んでいたお酒。

Twitterも時間があれば無限に眺めていた。

 

もともと何かに対して極度に依存するタイプなので、

次の依存先が必要だった。映画と小説を貪るように摂取した。

1ヶ月で30本近く観たのは人生初だ。

社畜の割にはそこそこのスコアだと思う。

 

変化は明らかに、目に見えて表れた。

夜中トイレに起きることも無いし、

寝覚めがめちゃくちゃ良い。

ダラダラと二度寝をすることも減った。

あと単純に痩せた。身体も軽くなったっぽい。

 

あともう一つ。

SNSに意識を奪われないので普段の生活が格段に面白くなった。

飯はより美味いし音楽イベントはより楽しい。奥さんとの会話も増える。

今更過ぎるけど自分にとってこれは物凄く大きな気付きだ。

 

精神的に安定してるのか、不安定なのかはまだよく分からない。

けれども自分の中の怠け癖とか怠惰な部分は割と改善された気がする。

あと「時間を有意義に使おうパワー」が出て来た。

 

トニオが作る料理を食べた億泰のように、

毒素が抜けていったような清々しい気持ち。

 

デジタルデトックスって言葉はあまり使いたくないんだけど、

これ、効く人には効くと思います。おすすめ。

 

下北沢サウンドクルージング行きました #サウクル

毎年気になっていたものの、参加するのは今年が初めて。
ロックに疎いこともあって非常に新鮮でヤバいイベントだった。

 

【PassCode】
アー写が可愛かったのでチョイス。これがもう超絶大当たり。
音ゲーに使われてそうなBPM速めのダンス系トラックの上に
デスボイスがガンガン飛び交う凶暴さ。
お客さんのノリも所謂アイドルのそれとは違うやつで(今はこれが普通?)
一発目から完全にぶっ飛ばされたライブでした。最高。

 

【神々のゴライコーズ】
アーティスト名が面白かったのでふらっと立ち寄り。
まさかNew Orderネタの曲を演奏するとは!
夕暮れの放課後感溢れる楽曲達、沁みたな〜。

 

【三回転とひとひねり】
BiSHと悩んだけどこっち。個人的にずっと見たかったバンドの1つ。
ファンシーな曲に浮遊感のあるボーカルが乗っかって、
まるでネバーエンディング・ストーリーのような(観たこと無いけど)
独特のファンタジックな空間がそこに出現していた。
あと生でドラキュラ聴けてめっちゃ嬉しかったし思わず泣いた。

 

【RYSY】
ベルハーまで時間があったのでふらっと立ち寄り。
もともとテクノが大好きなこともあって大当たり。
ベースのメロディーは流しっぱなしだけど、
ウワモノやエフェクト等々はその場で足していく演奏スタイル。
テクノって割と無機質なジャンルだけれども、
そこに即興性が乗っかることで生まれる血の通ったライブ感。
マジでカッコ良かった。

 

BELLRING少女ハート
昔から名前だけは聞いていたベルハー。
まさかこんなグループだったとは。衝撃度ぶっちぎりNo.1。
演者もお客さんもとにかくクラウドサーフし過ぎだし、
あんな若い女の子がBRAHMANのTOSHI-ROWみたいなことするし(伝われ)
他のバンドとは明らかに異質で、熱狂的で、凶暴で、可愛くて、異常。
あの怒涛の40分間に勝る衝撃はなかなか味わえない。どうかしてた。

 

【恵比寿★マスカッツ】
天使もえを眺めていたらあっという間に終わった。
AV女優が目の前で動いてるってSFだし、奇跡だと思う。

 

【クリトリック・リス】
ラスボス。
「とにかくヤバい」という話だけは風のうわさで聞いていたものの、
本当に予想を遥かに超えるヤバさだった。
あんなに生き様むき出しな人間を見たのは久しぶりだ。
THE HIGH-LOWSの十四才を初めて聴いた時のような衝撃を受けました。
笑って泣ける、正にそんなハゲたおじさん。

 

大好きなクレイジーケンバンドの楽曲の中に
「どんな悔しい時も どんな悲しい時も この星には音楽があるんだ」という歌詞がある。

今まで20数年生きてきて、色々な音楽に触れてきたつもりだけど、
自分の感情が揺さぶられる、自分の人生・価値観が大きく曲がる音楽ってのは
まだまだたくさんあって、しかもそれは意外と身近にある。
そんな事を改めて感じさせる幸せな1日でした。

 

レヴェナント

観ました、レヴェナント。

んなアホな、と思ったけどどうやら実話らしい。マジかよ。

 

仲間たちと一緒に毛皮を売って生きるディカプリオはある日、

山のように巨大なグリズリーに襲われズタズタのボコボコに。

(映画史に残る格闘シーンだと思う。どうやって撮影したんだろう・・・)

 

その後、トム・ハーディに裏切られ、目の前で息子を殺され、

さらに自身は身動きの取れないまま生き埋めに。

 

そこから謎の超回復を遂げ復讐の塊と化したディカプリオは

這い、凍え、喰らい、這い、流され、

凍え、喰らい、滑落し、凍え、喰らいながら執拗にトム・ハーディを追う。

 

「さ、寒い!」とか「し、死ぬ!」みたいな描写の全てが圧倒的に容赦無い。

山は山、森は森、雪は雪、人は人、死は死って感じで素材をそのまま、

余すところ無くギチギチに使い切って描く感じ。

 

バードマンで度肝を抜いたワンカットの手法は

この作品でもふんだんに、効果的に使用されてました。

 

草や苔、謎の肉や臓物を喰らい、ひたすら涎を垂らし、

さらには裸で馬の腹の中に突っ込んだディカプリオも

あれを演技と呼ぶのかもう分かりませんが、

そりゃあ主演男優賞獲りますよ。

 

凄まじい映画でした。是非IMAXで。

シン・ゴジラ予告編公開!

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庵野秀明総監督のシン・ゴジラ、予告編が遂に解禁。

朝からTwitterの怪獣好きがざわざわしていて何事かと思ったら

そういうことでしたかー。

 

「馬鹿野郎!これが日本の特撮じゃ!」ってな感じで

着ぐるみでやるもんだと思ってたらゴジラはフルCG。意外。

でも構図とかカメラワークだったり、観せたいであろう画は

完全に特撮のそれなのでめっちゃカッコいいぞ!

 

あと今回のゴジラ、すげーデカい。確か54年版の倍以上。

身体つきもむっちりボディだったレジェンダリー版はもちろん、

これまでのどのゴジラとも全く異なる体躯。不気味。

 

食べ終わった手羽先のような腕だったりひび割れた肌、

異様に長い尾やすきっ歯気味の歪な顔などからは

庵野巨神兵の面影も少し感じつつ。

禍々しさや災厄感ではぶっちぎりのトップ。怖いよ、怖い。

 

逃げ惑う人々や青い作業着の政治家の方々、

崩壊した街並みは東日本大震災を否が応でも彷彿とさせる。

あの日があったからこそ、ああいうシーンに説得力や恐怖感、

リアリティが生まれてると思う。

(非難もあるだろうけどそこは公開に踏み切ってほしいなー)

 

パシフィック・リムやレジェンダリー版のゴジラとは

今後も比較されることは避けられないと思うけれど、

あっちが「動」のある作品ならこっちは「静」って感じで

上手く違うベクトルの作品に仕上がってる感じがする。

 

あと個人的に注目なのはKREVAピエール瀧ローレライ軍団!

瀧が自衛隊に扮するのはSIRENも入れるとこれが3回目か?

ピエール瀧って「あー、こういう変な人居る居る!」な感じから

「なんかちょっと頼りがいのあるデカい奴」ポジションになりつつある?

 

予告編を観た限りだと期待が大きく大きく膨らむのですが

そこはまだ予告編なので何とも言えませぬ。